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脳卒中に特化した治療方法を考える②

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さて、今回も
治療について考える第2弾
ということで

脳卒中治療について考えていきたいと思います。

前回は、ざっと概要を話したのですが
今回は、目標設定兼治療方法
ステップチャートについて
お話ししたいと思います。

前回の内容はこちら!

今作っているのは
体幹機能のステップチャート
です。

寝たきりの人
どのような手順で
最終起き上がりや座位・立位を取ることができるか?
ということを考えています。

みなさんならこういった患者さんを担当した際
どう治療展開を考えますか?

僕が考えているのは
6ステップあります。

基本動作の獲得と同じですが
基本動作を6つ選ぶとしたら
皆様はどうしますか?

まず必要と考えるが、

  • 座位保持
  • 立位保持
  • 起き上がり
  • 立ち上がり

です!

基本動作において
上記4つは必須ですね。

そして、その中で重要なのが
①姿勢を保持できること
②その姿勢へと変換していく
ことになります。

これに僕はさらにもう2つ

  • 呼吸
  • 寝返り

を対して6つにしました。

後半の2つは、
特に発症初期に必ず
獲得しておいて欲しいことです。


特に呼吸方法の確立は、
これからの動作において
非常に大きく影響してくるので
今でも、毎回リハビリを始める際に
練習してもらっています。

呼吸方法において重要なのは、

  1. 呼吸様式(腹式・胸式)
  2. 横隔膜の機能

です。

こちらがなぜ大事なのかは、
またどこかでお伝えしていきたいと
思いますが、
実は、脳外臨床研究会の広島メンバー
とてもここを細かく学んでいるので、
よく情報をインプットさせてもらってます!

是非気になる方は、
広島セミナーにも足を運んでみてください!

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話を戻しますが、
なぜ、基本動作から考えたのかというと
ADL動作を要素に分けると、

  • 姿勢を保持すること
  • 姿勢を変化させること

大きくこの2つの複合体に
わけることができます。

姿勢保持は、静止した状態で
臥位や座位・立位がそもそも取れなければ
どの動作を行うにも影響を及ぼします。

そして、もう1つ重要なのが
臥位→座位。座位→立位
といったように
対位を変換すること
が必要となります。

この保持と移動の連続
ADL獲得には必須になるので
この2つの要素を
いつもリハビリ導入としています。

では、この6つをどの順番で練習するか?
ここがポイントですが、
それも今回は公開していきます。

  1. 呼吸
  2. 寝返り
  3. 立ち上がり
  4. 座位保持
  5. 立位保持
  6. 起き上がり

この順番で獲得していきます。

つまり、患者様にもこの手順で
次に何を獲得するか?
ということがわかるように
提案しています。

つまり目標設定の共有ですね!

そして、これにはそれぞれ
ステップがついています。

例えば、③の立ち上がりであれば

step
1
足を引き足底設置ができる

step
2
骨盤の前傾

step
3
臀部離床

step
4
立ち上がり

step
5
ゆっくり座る

というように、
この5ステップをクリアすることで
立ち上がり動作
獲得してもらうことができます。

ですので、立ち上がり動作も
この5つのステップの視点
評価を行います。

そして、できていないステップが
患者様の現状や問題点であり、
そのステップを獲得することが
動作獲得における
共有すべき目標となります。

さて、ここからが本題です!
では、ステップ①の
足を引くことができない場合は、
どんな原因が考えられますか?

逆に足を引くためには
どんな機能が必要となりますか?

と常に自分に質問していきながら
明確にしていきます。

実はこれが臨床における動作分析や
治療展開に必要な思考展開になります。

つまり、なぜなぜと常に疑問を持ち続ける
ことが大事になってきます!

足を引くためには、
膝の屈曲足関節の背屈
が必要になります。

これに関しては、こちらの動画もご参考に!

脳卒中患者様はどうかというと、
膝を屈曲させれない
足関節が背屈しない
という現象が起こるわけです。

では、なぜ膝が曲げれないのでしょか?
考えられるのは、

  1. ハムストの収縮不全
  2. 膝関節の関節可動域制限
  3. 膝伸展筋の筋緊張亢進
  4. 足関節の背屈制限

となるわけです。

ですので、臨床的な思考過程としては、

  1. ハムストの収縮不全→骨格筋が収縮しない→運動麻痺
  2. 膝関節の関節可動域制限→拘縮→関節周囲の組織の問題→不動、変形
  3. 膝伸展筋の筋緊張亢進→伸長反射異常→痙性

となり、ここまで考えられれば、
あとの治療は実はすごく簡単で明確です。

実際にこういったことを評価して、
どれに当てはまるのか?

そして、それには
どんなリハビリ方法が適応であるか
を検討しながら
一つ一つ治療方法を
確立させていきます。

これは、根気があれば
誰でもできますので、
是非一度、ADLを要素分解して
考えてまとめてみてください。

これをするかしないかで、
皆様の治療展開は大きく変わります!

そして、これを毎日、毎症例
コツコツ続けていければ、
必ず成長しますので!!

全ては、頑張っているあなた、

そして、脳卒中リハビリで悩む患者様のために!

現場からは以上です。

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