山本の独り言

ADL動作を脳と身体機能から紐解くポイントとは?

2020年が本格的に始まり
脳外臨床オンラインサロン開設まで
残り1ヶ月を切りました。

2月からスタートするわけですが
それにあたって現在行っている
無料セミナー
オンライサロン化していきます。

オンラインサロンについてはこちら!

より皆さんと近い関係で
これから共に勉強できればと思っている
脳卒中難民0を目指す山本です。

さて、今回は前回に引き続き
食事を考えていくわけですが、
少し復習します。

食堂で食事をするには
大きく

  1. 起居移動
  2. 姿勢保持
  3. 食事動作

の3つに分けることができます。

 

その食事動作は
①くちに運ぶまで

②くちに含んでから飲み込むまで
の大きく2つに分解
口まで運ぶ動作について
前回のブログにて説明しました。

 

今回は、
口に含んで飲み込むまで(摂食嚥下)
の話になります。

 

摂食嚥下機能5つから成り立ちます。

摂食嚥下のコンポーネント

  • 先行期
  • 準備期
  • 口腔期
  • 咽頭期
  • 食道期

です。

 

この5つのどこかに問題があることで
口に入れることや、
口に入れたものを飲み込むことに
問題が起こり
食事が行えないという
現象が起こります。

ではそれぞれ何をしているのでしょうか?

まず先行期です。

先行期とは

食物の認知と取り込み 開眼して目の前の食物を視覚や嗅覚で判断し、
食物を食物として認識する時期。
何をどのようなぺースで食べるかを判断する。

とされています。


食物の認知(認識)とは一体何なのでしょうか?

認知とは

2つ以上の情報を統合し、判断・思考・記憶したりする高次脳機能活動のことです。

高次脳に関する考え方はこちら!

つまり先行期には、
高次脳機能の問題が色こく
反映されるということです。

 

高次脳は連合野によって統合されるため
先行期障害は、

  1. 連合野障害
  2. 情報障害

の2つからなると考えられます。

 

まず、連合野障害から考えると

連合野とは

  • 後頭連合野
  • 頭頂連合野
  • 側頭連合野
  • 前頭連合野


の4つがあります。

特に大切なのが、

連合野の機能

  • 側頭連合野→物体認知:これが食物が何か?
  • 頭頂連合野→口と物品の食物と物品の位置関係:食べ物や口へのリーチ、口の大きさに関与
  • 前頭連合野→遂行機能:ペーシングや食べる順番に関与


臨床場面から考えると
食べ物が何かわからなかったり、
間違っていたら
側頭連合野の問題

口に入らない、
口とスプーンの大きさが合わない
などの現象があったら
頭頂連合野の問題

同じものばかり食べたり、
どんどん口に入れてしまったら
前頭連合野の問題

と考えます。

 

脳画像から考えると
どれも大脳皮質の問題
あることから
脳梗塞がメイン
になります。

脳梗塞と連合野の関係

  • 前大脳動脈だと前頭連合野・頭頂連合野
  • 中大脳動脈だと前頭連合野・頭頂連合野・側頭連合野
  • 後大脳動脈だと頭頂連合野・後頭連合野


となりますね。

ここで、先行期の治療展開ですが
それが②の情報障害と大きく関与してきます。

それぞれの連合野は

連合とは

幾つかのものが結び合って組になること

つまり、結びつける場所です。


それぞれ何を結びつけているかというと

  • 頭頂連合野→体性感覚と視覚
  • 側頭連合野→記憶と視覚
  • 前頭連合野→ワーキングメモリーと頭頂連合野・側頭連合野

となってなっています。

治療展開は、
この情報をいかにうまくいれるか?
ということと、
どの情報が入っていないかという
評価から成り立ちます。

 

スプーンが口に入らない
もちろん運動麻痺などがあり
口に到達できない
リーチの問題もありますが、

今回言っているのは、
口には届く動作できるのに
口の中にうまくいれれれない!
という方です。

この場合は口という位置と
口を開けている大きさ、
スプーンというものの形と向き
これらがうまくコントロールできない
場合に起こります。

これは頭頂葉の問題であり
治療としては、
位置がわからないので
位置覚

どっちにどれくらい動いてるかわかる
運動覚

視覚情報を統合させます。

治療としては、
どこの深部感覚入力を行うと、
手と口の関係がよくなるかという
評価治療になるわけです。


今回は嚥下における先行期について
書いてきました!

先行期だけでも、
これだけ評価する必要があり、
その際に脳機能と身体機能
絡めて考える必要があります!

こういった食事動作に対するセミナー
1/11(土)に開催します。

申し込みはコチラ

是非一度臨床でも
確かめてみてください。

全ては、頑張っているあなた、

そして、脳卒中リハビリで悩む患者様のために!

現場からは以上です。

-山本の独り言

Copyright© 脳外臨床大学校 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.