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歩行観察が簡単になるポイント〜CPG発火のタイミング〜

おはようございます!?こんにちは!?こんばんは!?
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。どいちゃんからの臨床BATONを引き継ぎました77日目担当カズです✋

歩行観察が簡単になるポイントとして
〜重心に着目して〜
〜外部・内部モーメントに着目して〜
〜問題の相の前を評価せよ〜
の3つのブログを過去に書かせていただきました😁
過去のブログは、ページ下部にリンクを貼っておきますので、是非ご覧になってください。

はじめに

患者様の「歩行」を診るにあたって、目指すべき場所はCPG(Central pattern generator:中枢パターン発生器)の発火だと思います。しかし、どんな時にCPGが働いたのかがわからなければ、気づくことができません。今回は、歩行のCPGについてお伝えさせていただきます。

体験談

患者様の歩ける距離は増えてきて病院内自立レベルの状態になり、さて、自宅退院に向けて屋外歩行だ。と思い、患者様と屋外歩行へ‼️
そしたら・・・
屋外歩行なると急に、歩き方がぎこちなくなったり、疲労感がすごいでたり、歩くスピードが低下したりする場面を経験しました。そこで、今までは随意歩行になっていたのではないかと実感し、無意識下で起こるCPG(Central pattern generator:中枢パターン発生器)の重要性を改めて認識する機会を得ました。

セミナーなどでは、「4歩目からCPGが発火する」と言われたりしますが、全員が全員そうなのでしょうか。結論だけ言うと、「スピードが増加した瞬間」これがCPGが発火した瞬間と考えています。

今回わかること

・「歩行」、「歩く」、「移動」の違い。
・CPGとは
・意識した歩行と意識していない歩行の目星が分かる脳画像
・CPGを発火させるポイント

「歩行」、「歩く」、「移動」の違い。

この3つの言葉ですが個人的に臨床では患者様の「歩行」を考える意味でも大切に使い分けています。
あくまで個人的な使い分けですので、職場で使い分けをディスカッションしてみてください。
「歩行」:セラピスト(他者)が思う視点
「歩く」:本人が思う視点
「移動」:位置が変わること(A地点からB地点)

なぜ、この3つを考えたかというと、セラピストは「歩行練習」とは言いますが、患者様・利用者様は、患者様同士で「今日どんな練習したの?」、「歩く練習」って会話を聞いたからです。
そこから、セラピスト自身が「今日は歩行が良くなった」ではなく、患者様自身が「今日は歩きやすくなった」と言っていただけるように日々リハビリに取り組んでいます。

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