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運動麻痺の介入を筋力の視点から考える 〜随意運動の練習って何回する?〜

本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
第229日目を担当します滋賀県の田舎から大阪の職場へ通っている介護者セラピストのコバです。
自宅で祖父の介護をしていますが、祖父の脳出血時のリハビリをきっかけに現在は運動麻痺についてブログを書いています。

コバが書いた運動麻痺についての臨床BATONの記事はこちらから!
#臨床BATON麻痺 (←リンク貼っていますので押していただければページにいきます!)
で検索していただければ出てきますのでもしよければお読みください!

前回までは運動麻痺と他の症状について見分けるポイントを書きました。

これまで運動麻痺の知識や評価についてブログを書いてきました。
今回は治療について考えてみたいと思います。

運動麻痺の治療では随意運動をすることが大事だということをお伝えしてきました。
それは運動麻痺が運動野・皮質脊髄路の障害による随意運動の障害であるからです。

この障害を受けた経路をしっかりと使うことが大事であり、だから随意運動を行うのですが、実際に患者様に随意運動を行う際にどうやればいいのか?

どうやってその経路だけを使うのか?
どうやって筋収縮を促すのか?
どんな肢位・姿勢で行えばいいのか?
どれだけの回数を行うのか?

など様々なことに悩むと思います。

みなさんは運動麻痺の患者様の麻痺側に何回随意運動の練習を行っていますか?

僕は1〜3年目のときは10回やって、
筋収縮が起こっても起こらなくても、変化があっても無くても、何も気にせず次の練習へと進んでいました。
その結果、何日やっても何も変わらない・・・
となったことが多くあります。

今回は
運動麻痺の患者様に随意運動の練習は何回行うのか?
を書いていきます。


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