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運動麻痺で分離と筋出力を見分けるための評価のポイント 〜分離が悪いと思っているのは本当に分離が問題?〜

本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
第175日目を担当します滋賀県の田舎から大阪の職場へ通っている介護者セラピストのコバです。
介護者の視点から思ったことを臨床で使える形に書いていきたいと思います。

自宅で祖父の介護をしていますが、祖父の脳出血時のリハビリをきっかけに現在は運動麻痺についてブログを書いています。


またコバが書いた運動麻痺についての臨床BATONの記事はこちらから!
#臨床BATON麻痺 (←リンク貼っていますので押していただければページにいきます!)
で検索していただければ出てきますのでもしよければお読みください!


今回は運動麻痺の症状である分離の障害と筋出力の低下の見分け方について考えていきます!

運動麻痺の患者様を見たときにこれって分離が悪いのか、筋出力が低下しているのか迷う場面ってありませんか?

僕が1〜3年目の頃に運動麻痺の患者様を担当したときに、
上肢の挙上をしてもらうと肘も手も曲がってくる場面や足関節背屈をしてもらうと股関節や膝関節まで曲がってしまう場面を見て常に分離が悪いと考えていました。

そんな分離の悪い患者様でも少し手伝うと上肢の挙上ができたり、足関節の背屈ができることがありました。
でも自分でしてもらうとできず、上肢・下肢全体が屈曲してしまう・・・

これは分離が悪いけど潜在能力としてはできるくらいの能力がある!
と考えてアプローチしていました。

で結局のところ分離が悪いの?筋出力が低下しているの?
ってわからなくなっていました。

実は同じ分離の問題と筋出力の問題って見分けがつきにくい場面もあります。
これを見分ける方法を皆さんは臨床の中で自分の答えをお持ちでしょうか?
今回はそれを考えていきます!


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