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コミュニケーションにおけるジェスチャーと運動麻痺の関係性

本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!

毎年1年の目標を立てようとしてできない、今年はしっかりした1年の目標を立てておきたい、143日目の投稿を担当するミッキーです。

今回のブログでは

ジェスチャーとはそもそも何か?
ジェスチャーの必要性とは?
なぜ片麻痺の患者様ではジェスチャーを見る場面が少ないのか?
どのような介入が必要か?
ジェスチャーを考えることでどういうことにつながるか?

について考えていきたいと思います。

はじめに

前回はマスク着用時のコミュニケーションについて投稿しました。
まだ見てない方はご覧ください!

これまでのブログでは、顔の表情やジェスチャーについて複数回触れてきました。

僕の勤める維持期の病院では脳卒中の外来患者様もリハビリすることがあります。

前回のブログを書いていて感じたのですが

脳卒中の片麻痺患者様のリハビリをしていてもバーバル(言語的)コミュニケーションは多く見られますがノンバーバル(非言語)コミュニケーションであるジェスチャーって見る場面が少ないなと感じました。

ノンバーバルコミュニケーションについてはこちらから

健常者では感情表現が豊かな人はジェスチャーなどのノンバーバルコミュニケーションが多いイメージがあります。

片麻痺患者様のリハビリにおいて感情表現としてのジェスチャーはあまり注目されることではないかもしれません。

それでも感情表現って結構大事なことではないでしょうか。
会話の中で、バーバルコミュニケーションだけで、ノンバーバルコミュニケーションをしない方と話した時にどう思いますか?

ちなみに僕はコミュニケーションにおいてジェスチャーを多くする方ではないのでけっこうリアクションが薄いよねって言われがちです…💦

患者様のデマンドでは「腕が上手く動かない、歩けない」や「トイレに行きたい、お風呂に自分で入りたい」といった
身体機能やADLに比重を置かれがちですが僕はジェスチャーによる感情表現について考えることも人と接する、コミュニケーションをとるうえで大切であると考えます。
このブログが片麻痺の患者さんのリハビリにおいてジェスチャーを感情表現の一つとして考える視点になればと思います。

それは脳外臨床研究会の理念の一つである『フルリカバリー』の一つの視点ともなってきます。

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