見出し画像

食事の坐位姿勢を考える上で知っておいて欲しい3つのポイント〜坐位姿勢に応じた咽頭喉頭構造の変化について〜

皆さん、いつも臨床バトンをご覧頂きましてありがとうございます!
臨床BATON108日目を担当します、脳外臨床研究会嚥下講師のコニヤンです!
脳卒中の方を医療から在宅・地域で診れるスペシャリストを目指して、日々奮闘しておりまーす!

 現在は、回復期から老人保健施設で働くフィールドが変わり、リアルな在宅生活の現場を日々学ばせて頂いています。その中で、在宅生活で必要な身体機能を維持・向上する為に重要な要素として大きいのが『食事(嚥下機能)』だと改めて痛感しています!

 実際の介護現場での相談や悩みとして多いのが、『食べる時の座位姿勢をどうしたら良いですか?』『食事中よくムセてしまうのですが、どうしたら良いですか?』という相談が多く、皆さんも臨床で何度か直面した経験はないでしょうか?
 
今回は、食事の座位姿勢を考える上で知っておいて欲しい
① 食事必要な座位姿勢は『前傾座位』頭頸部姿勢『伸展位保持』
② ヒトの咽頭喉頭は、腹臥位構造
③ 臨床で頭頸部姿勢を診る目的は、「場所」」「スピード」

この3つのポイントをお伝えしていきます。これを知ることで明日から食べる時の姿勢が思考できる視点が広がります!是非、最後までご覧くださいね👍


① 食事中の座位姿勢・頭頸部はどうなってるの?

ここから先は

2,901字 / 9画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?